「ごめんな、いつも会えないで…」


「そんなことないです、今日も会えて嬉しいです♪」



申し訳なく笑う凉さん。


私は凉さんにそう思ってもらえるだけで、嬉しいです。


それより私服姿の凉さんが格好良すぎるよぉ~。。



「とりあえず、車行くか。」


「あ、はいっ。」



そんなわけで凉さんの車へ向かうと…



「さ、乗って。」



さりげなくドアを開けてエスコートしてくれる凉さんにドキドキ…


運転席に乗った凉さんの一連の動作を緊張しながら眺めてみた。


シートベルトを締め、エンジンをかけて、ちょっとクーラーを強くしてから、ハンドルに手を置いて…



「どうした?そんなに目で追ったりして」



見とれてましたなんて言えない~!

私は恥ずかしくて俯いた。



「そんなに緊張しなくていいから…」


「え…」



凉さんの言葉に顔を上げると…



「初めてだもんな…2人でデ、
デートとか…」



デートって言葉がすごい恥ずかしかったのか、今度は凉さんが顔をそらしてしまった。


その凉さんの顔が照れてたのに気づいた私は、ちょっと緊張が和らいだ気がした。



凉さん…照れた顔、すごくキュンとしちゃいます。