「ふぅ…」



家に帰ると、ベットへ倒れ込む。


明日、凉さんとデート…緊張するよぉ。
響先輩と出掛けるときは、こんなにドキドキしなかったのに、不思議。



やっぱり本当に好きな人との初デートだからなのかな。



そんなことを考えてると…



~♪~♪~♪~



「もしもしっ。」


『あ、真子?』


「はい♪」



電話越しの凉さんの“あ、真子?”がすごく好き。



『明日、どうする?
どこか行きたいとこあるか?』


「ん~…」


『俺はどこでもいいから、真子が行きたいとこに行こう。』


「はい…考えておきますっ。」



考えておきますって言いながらも、もうとっくの前から考えてるけど。



『フッ…』



ん?

凉さんが電話の向こうで少し笑った気がした。



「凉さん?」


『フッ…悪い。真子、緊張してるのか?』


「えっ////」



なんで分かったのっ??


私のド緊張が凉さんにはお見通し。



『なんか、いつもと声の感じ違うから…』

「…今から緊張しちゃって。。」



恥ずかしいよぉ。

慣れてないの、面倒かなぁ?



『真子。』


「はい…?」


『明日楽しみにしてる。』


「はい♪私もです♪」



それから明日の待ち合わせをしてから電話を切った。