「「うまーい♪♪」」
子どもが2人いるみたい。
たくさんあるのに唐揚げを取り合うお兄ちゃんと快斗くんを見ながら思う。
「ねぇ、お兄ちゃん。
快斗くん、保育所はどうするの?」
今日はお休みだけど、
明日からどうするんだろ?
「事情は話してあるみたいだから、明日明後日休んでから、通わせることになってる。」
「じゃあ、送り迎え…」
「うん。俺がする。
でも、瞳にも頼っちゃうかも…」
「うん、いいよ。お兄ちゃんもお客さんのこともあるし、いつでも言って。」
「ありがと、瞳。」
そういう訳で私もなんちゃってママをすることに。
快斗くん、いい子だし…たくさん、遊ぼ!
「快斗くん、ご飯の後何して遊ぼっか?」
「んんんー」
ご飯を口一杯に入れたまま、はしゃぎ出す快斗くん。
「こら、ちゃんと口の中のなくなってから!
行儀悪いと、怒るぞ。」
お兄ちゃんが叱ると、快斗くんはモグモグしながらお兄ちゃんをむすーっと睨む。
お兄ちゃんって、案外パパが似合ってる?
「あ、お兄ちゃん、この前言ってた新しいケーキ屋さん。今度一緒に食べに行こーよ。」
そうそう、この前話してたんだよね。
私もお兄ちゃんも甘いもの大好きだから。
「ふんふん。いふー!」
「お、お兄ちゃん、飲み込んでからね?」
ご飯いっぱい詰め込んだままテンションの上がるお兄ちゃん、さっきの快斗くんと一緒だよ。
「テルー、怒られてやんのー。」
「違うしー。」
こらこら、またケンカしない。
大丈夫かな…明日から1週間。