つん。。


後ろから軽く小突いてみる。



「あ!孝幸っ♪」



嬉しくてたまらないって感じのこの笑顔。

その笑顔がめちゃくちゃ好き。



「今の男子、誰?」


「中谷くん、同じクラスだよ!」


「ふーん。」



みんな聞こえちゃってたけどな。


すると、瞳は真っ赤になりながら俺をちらちら見上げて…



「好きって言われちゃったの。」



可愛すぎるだろ。


てか、俺妬いてる。


やっぱり俺…



「でもね、私は孝幸みたいな男の子じゃなきゃやだな。」


「俺みたい?」


「孝幸といる時みたいに
ホッとできる男の子。」



瞳がそう言ってくれると、俺は嬉しくなるんだ。



「孝幸が彼氏だったらいいのにな♪」



そんな可愛いこと言ったら…


あぁ…分かった。


俺、瞳が好きなんだ。


こいつのこと可愛くて仕方ないし、他の男のものになるなんて許せない。


瞳が笑うと、すげぇ嬉しい。


瞳が泣くと、どうにかしてやりたくなる。


ほっとけないんだ。