話をしながら歩いて行くとグラウンドについた。


「人多っ!!」


「みーんな藤野君が目当てだよーっ!」


「マジでっ!?」


暇人ばっかだねー。
バカみたい。


「ん~…あっ!居たぁ!!…敦(アツシ)!!」


実奈がそう叫ぶと、茶髪でチャラい男が振り向いた。