親はイジメのことを知っていたけど
どう思っていたんだろう…?
それからマリは、小学校に上がっても
上手く人とコミュニケーションを取るのが苦手で
またイジメを受けた。
まあ学校に入る前から、イジメのことは不安だったし
思った通りか…って感じだった。
小1の頃の先生、市川先生はきれいで、優しかった。
あの先生だけが、心の支えというか…
「先生=怖い」というイメージがあったマリにとって、安心できる存在だった。
でも、市川先生は、2年生にマリが上がった時には
もう違う学校に移動になっていて、いなかった。
友達はいた。
…その友達はすごく可愛くて、正直者で、気が合った。
でもずっと一緒に行動しているからイジメにも一緒に合ったりした。
小2の頃、既にもう人間が怖くて仕方なかった。
大きな大人も大嫌いだったし、マリは親にも愛されていないのではないか?と思うようになった。みんな、きっとマリが大嫌いなんだよね…。と考えていた。