今年も、再来年も…
体育祭なんかやりたくなかった。
何度も学校が燃えてしまえばいいと思った。
インフルエンザ、それか台風が来るか
自分で放火するのは無理か。誰が体育祭なんて考えたんだろうと思った。
結局、登校拒否をして、先生が迎えに来るようになった。
やっぱり、不登校っていうのは無理みたいで、相談室に連れて行かれた。
相談室は、皆が校舎の中に入った後、誰もいない時に
学校に来るようになっていた。
それと、帰るときも、皆が学校から出てくる前に帰る感じだった。
そういう生活を送っていると、人に会うのが怖くて仕方なくなるから
さらにストレスが増える。
相談室は誰もしゃべる人がいないし、静かだし、疲れる空間だった。
誰かが運んできてくれた食事を、みんなで食べて
先生が「おいしい」とか「今食べたばっかりなのにお腹なっちゃったよ~」とか苦笑いしながらいつも喋っているぐらいかなぁ。