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「何でそれが俺のせいになんだよ?」
「だって…悠登がいたら、悠登に運んでもらったもん肝心な時にいないんだからっ」
…何だよそれ
俺はお前の家来じゃねぇよ
「許せん…。里緒菜ちゃんのパンツをただで見るなんて」
「直哉…そういう問題じゃないって」
「柏崎慶吾…何てラッキーなやつなんだ」
隆司のフォローも虚しく、暴走する直哉
「ラッキーかどうかわかんねぇぜ?どうせダサパン履いてんだろ?」
冗談で言ったつもりが、里緒菜の地雷を踏んだらしい。
「んーーっ!!」
唸り声を上げて俺に襲いかかる里緒菜
「何よ何よーっ!私だって慶吾先輩に見られるってわかってれば、すんごいやつ履いてきたのにぃっ」
すんごいやつってどんなだよ…
「悪かったって…、俺はいいと思うぜ?うさぎ、とか、くまとかさ、」
「何でうさぎって知ってんのよっ」
適当に言ったのに当たったらしい
「そんなこと言って、どうせ悠登は、スケスケとかフリフリとかいっぱい見てるくせに」
おいおい話がズレてるよ
真っ赤になってる里緒菜はある意味純粋で可愛い。
可愛いのに…、そんなに泣くくらい悲しいのかよ。アイツに見られたのがそんなに…。
どんなにスケスケでも、どんなにきわどくても…
里緒菜のうさちゃんには敵わないんだけどな…。