「わぁっ」


下手にバランスをとろうとして、ヘッドスライディングするみたいな格好で派手に転んだ私


「だっ大丈夫!?」



大丈夫じゃないけど、立ち上がろうとした時、お尻に涼しい気配


ま…

まさか…


恐る恐る転んだままの状態で、自分の腰辺りに手を当ててみる。



〜っ!!!!



スカートめくれてんじゃん!!


ていうかパンツ丸出しかぃっ



「…………」



「…………」



振り返らずに一目散に走り出した私に


「うさぎのパンツ…」


先輩の声は聞こえない…。



最悪だぁーっ