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俺の初恋話を聞いた隆司は、腹を抱えて笑いだした。


「何がおかしいんだよ…」


「ひぃっははっ、わりぃ。悠登ってある意味単純なんだなと思ってさ」


「単純…？俺が？」


「だってお前の女好きはその『慣れてる人とする』宣言からきてんだろ？」



…まぁ否定はしねぇけど



「始めは確かにそうだったんだけど…だんだんよぉ」

「エッチに慣れるどころかエッチにハマったんだな？」


さすが隆司っ鋭い



「でもよ、好きでもねぇ女ばっか抱いてて虚しくねぇか？」


「虚しい？」




「悠登はさ……好きな女とするエッチを知らないからわかんねぇんだよ」


哀愁たっぷりに語る隆司

「そういう隆司はどうなんだよ…さっきから俺の話ばっかじゃん」

「俺？俺の話はいいんだよ…」



誘導尋問みたいに自分ばかり喋らされた俺は面白くない…


「何だよずりぃよ、隆司の愛のあるセックスライフを聞かせてくれよ」



「…ったく…少しだけな」



聞く気満々と言わんばかりに姿勢を正した俺を軽く笑って隆司は話を始めた。