遅刻なんて何度もあった。
あ、デートの途中で帰ったこともあったかも。
でも理由を聞けばいつも
下手くそな嘘で隠すから
気づかないふりはもう慣れたよ
本当は、嘘なんてつけない遥が無理してる理由も知ってるの。
幼なじみのあの子。
小さい頃からずっと一緒の女の子。
浮気ではない。下心はきっとない。
でも優しい遥はほっておけないから
あの子から連絡がこれば駆け付ける。
その度に遥は、私を傷つけないために嘘をつく。
遥が嘘をつくたびに
私は嘘がうまくなる。
笑顔を作ることなんて、もう無意識にできちゃうよ
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