~翌日~ 今日は美月と買い物だ。 「行ってきまぁす。」 リビングのお母さんにそう告げて家を出た。 うぅ…寒い。冬は大好きなんだけど、今日はいくらなんでも寒すぎる。 わたしは、マフラーに首をうずめた。 通りがかりの公園に目をやると、また会長の姿。何かを必死に探しているみたいだった。 「お~い、猫。どこ行った?」 会長は…またバカみたいに必死だった。 ったく…しょうがないな。