どうして

「どうしてあたしの部屋なの!?」

カフェを出て、来たのはあたしの部屋。もちろん急だから部屋の掃除なんて出来てない。

「来たことないから。俺の部屋で飲んでるけど、茜の部屋ないじゃん」

初めて入って響はきょろきょろと部屋を眺めている。

こうなるなら部屋掃除してたのに!

「これ誰?」

棚に置かれている写真立てを見ながら不機嫌に言った。

「それ?」

響差したのはあたしの隣に30歳代の男性がたっている写真。

「これは大学の卒業式の時にゼミの先生と撮ったもの。」

「そっか…」

そのあとも並んでいる写真を眺めている。


もしかして…


「響、ヤキモチ?」

「はぁ!?」

顔をこっちに向けた。

顔真っ赤!照れてる

「人をからかうな!」

雪崩が起きたかのようにソファに押し倒された。


「ちょっと響!」


顔をあげると間近に響の顔が…

やっぱり、かっこいい…

「俺、茜のこと好きだから。俺のこと信じてくれるか?」

何言ってるの?

「もちろん。何があっても響を信じるよ。」

「ありがと」


そのまま目を閉じる…

一瞬だけど、唇が触れあった…




この先、何があっても信じるてるから…




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