「ふーん。」

樹はそっけなく言った。

「付き合うの!?付き合わないの!?」

結衣が携帯を取り上げて聞いている。


「別に。」

樹の返事は相変わらずそっけなかった。

「別にってなんだよ!」

結衣が少しきれぎみに言った。

「別にいいけど?」

相変わらず樹はそっけなかった。

「本当にウチでいいの?ウチの事好きじゃなかったら付き合わなくていいんだよ?」