雅から病気のことを聞いた日から、数日が経った。

雅は、時々ゎ学校に顔を出し以前と変わらない生活を送っていた。



１つ変わったと言えば、あの日から雅が俺を避け始めたことだ。俺の顔を見るなり、走り出して追いかけても見失ってしまう。


連絡先も知らないことをこのとき改めて知り、自分の愚かさにため息しか出なかった。







連絡先も知らない自分が雅と話すには、学校でしかなかった。
しかし学校で避けられている以上、最後の手段は待ち伏せしか想いつかなかった。