「……んっ」 肌に少し寒さを感じて、目をあける。 目の前には紺色の空に、キラキラした星が幾つもの瞬いて、辺りも暗くなっていた。 あれ……? なんで横になって…… 僕はいつの間にか眠ってしまっていたようだ。 とりあえず、体を起こし、座り直した。 「はぁー…」 少し浅い溜め息をつくと、 「ギュルルル~~」 と、お腹が鳴ってしまった。 そっか…… まだ今日、何も食べていなかったんだ。