「…もぉ!凌っ。 今日もテスト勉強できなかったじゃん…」 きちんと整頓されて、必要な物以外一切ない凌の部屋の凌のベッドの中。 凌の香りに包まれて、幸せな時を過ごしながらも、 「もぉ! これじゃあ、また赤点になっちゃうよ」 あたしは赤くなった顔を見られたくなくて、わざとぶつぶつ言いながら、腕枕をしながらあたしの髪を撫でてくれていた凌の腕を抜け出した。 「もう帰るね」 横を向いて、凌に背中を向ける格好でベッドに起き上がり、凌に見られないようにもぞもぞと下着をつける。