涼凌涼凌…まぎわらしいこと、この上ない!!


もちろん最初は、んなこと言われても余裕でスルーして。
コイツのことを“綾瀬”って呼んでたよ。


でもさ?
コイツ。
男のオレに向かって、こう言ったんだぜ?


『君さ…。
オレの言うこと聞けないわけ?』


しかもその上、意地悪そうに冷たく微笑むって…。


どう考えてもありえねぇ…。


そこで、つい、いうこと聞いちゃったんだよなぁ。


ひと月くらいどーでもいいか…って。


そんなことより、同室のコイツと穏便に暮らそう…って。