俺はあいつに目をやった。




あ…。




俺の目には海斗と仲睦ましく話すあいつが居た。




…ちくしょう…。




俺にはあんな顔しないくせに。




「いいよ、付き合おう」




「ホント?!やったぁ♪早速今日一緒に駅から帰ろう?約束ね!」




「おう…」




これでいいんだ。




これで。