「うわぁ~いい天気♪ね、安田」




白石は、白石百合はあいつの小学校で1番モテていた女子だ。




顔は確かに可愛いけど…腹黒そうじゃね?




俺はあいつを探す。




「ねぇ安田って彼女居るの?」




「ん…いない」




あいつはどこにも居ない。




「好きな人は?」




しつけーな。




「さぁ?」




あ、居た。




あいつは1人でいる。




冷やかす奴もいないだろうし、あいつの所に…。




「安田…好き」




白石は頬をピンクに染めて、俺のジャージの裾をつまんでそう呟いた。