モノが0 生命が1の世界

それは1+1+1が1になる世界……

とある1と出会った僕

1には姿という0も名前という0も無かった

そうだ、僕が0をつけてあげよう

これで1+0+0

これで君は1だ

1はとても喜んでいたようだ

しかし感情が顔にでない

僕は感情という0もあげた

1は僕まで笑ってしまいそうな笑顔になった

そのとき僕は1の笑顔に真似て太陽という0を作った

年月という0が過ぎていった

僕は1に沢山の0をあげた

僕という1から0をいくら引いても1だから

欲しい0は何でもあげた

例えば言葉 血液 心臓 そして性別……

夏という0となった

相変わらずコイツと僕以外の1が見つからない

僕は1に真似たいろんな0を作り出した

コイツとなら1を作れるかも知れない

その時 愛という1が生まれた

その後も1と沢山の1を作り出した

動物 植物 そして子供……