「将平って!返事わぁ??★」



やめて…やめてよ!


もう教室の中は大騒ぎ状態だった。

おもしろうに冷やかしてくる男子、あたしの告白の手紙をクスクス笑いながら将平に気がある女子、あたしを心配そうに見ている友達…



あたしは、こうなることを全く考えていなかった。


こんなはずじゃなかった


「将平!!早く返事~」
「付き合っちゃえよ~★」

男子の冷やかしも教室の笑い声も止まらない…







「うるせぇッ!!!
お前らいい加減にしろよ?」

将平が氷ついた目で冷やかす男子を睨み大きな声で言った。




「…何?将平、もしかして栗原のこと好きなん?
じゃぁ両想いじゃん!!ヒュー★」

それでも冷やかしてくる男子たち…。











「好きじゃねえよ。」







……周りが一気に静かになった。