そのまま特に問題もなく(体育の授業で転んだのは例外)時間がすぎあっという間に放課後になった。
帰りの用意をしていると、皐月と奈美が話しかけてき
「今日も羽鳥君と野林君迎えに来るんでしょ?」
「うん…。もしさ…もし皐月と奈美がこの後暇だったら一緒に帰らない?」
このとき私は、友達の恋を応援したい。幼馴染みにも幸せになってほしい。親友と幼馴染みが付き合う、素晴らしいじゃないか!!と、ただ単純にそれだけ思っていた。
「い、いいの!?」
皐月がキラキラとした目で聞いてきた。
「うん、いいよ。奈美は?」
「うん!一緒に帰りたい!」
「よし!じゃあ美月と優を待ちますか!!」
それから私たちは美月と優が来るまで優と美月の秘話で盛り上がっていた。