1週間たっても、わたしはハブられたままだった。
いつのまにか、クラスの女子全員にいじめは広がっていた。
誰もわたしに話しかけない。
話しかけても返事がない。
お弁当食べるときも、移動教室のときも1人になった。
男子にもわたしがハブられているのはバレてるみたいで、というか、バレない方が不思議だけど、同情とか面白がってるような目でチラチラ見てくる。
それが一番恥ずかしくて、つらくて、いじめられてることを自覚させられる。
休み時間は黙ってうつ向いて、机をにらめつける。
はやくおわればいい。
みんなが飽きればいい。
そしたら笑って許してあげる。
なかったことにしてあげる…―のに。
放課後、部活をサボった。
わたしは部活でもいないことになってるから、きっと誰も困らない。
まっすぐ帰ると親にあやしまれるから、遠回りをして帰ることにした。
同じ学校の子、特に同じクラスの子には会いたくない。
途中コンビニによってお菓子買おう。
それで公園いって食べよう。
学校からなるべく遠いコンビニの場所を思い浮かべた。