最初は腕だけとって踊った。僕は勿論ダンスが得意って訳じゃない。でもまあ踊れることは踊れる。 チームが試合に勝つたびに、祝賀会の会場で公認の仲である僕と里美は踊った。 僕はある種のパフォーマンスと、里美へのサービスを兼ねていつも喜んで踊っていた。 里美はそれを僕のチームに対するウケ狙いのポーズと知っていても、本当に嬉しそうに僕に身体を預けた。