ハルキさんは、そっと、私の横に来た。


「昔、あんたとオレとルカと、もう一人・・・ユウスケって奴と4人でよく遊んでたんだ。」

「ゆう・・・すけ・・?」

初めて聞いた名前だ・・。
ルカさんは、あんまり、過去のことを話してくれない。

「そ。俺の親友。一緒にバスケやってたんだ。」

「そうなんですか。」

「あんたは、そいつばっか見てた。」

少しの間、ハルキさんは黙った。