「ア・・千鶴ぅ!!早くしないと遅刻しちゃうよ!!」

あたしは、2階にある、千鶴の部屋に向かって叫んだ。
ココは、千鶴の家。

って言うか、アイのことは、一応千鶴って呼んでるの。
学校にも、その名前で伝えてあるし。

実は今日、千鶴の学校デビューの日です。

「ごめんなさい・・・」
千鶴が、申し訳なさそうにでてきた。

「よし、行こう!!」

あたしは、千鶴の気持ちを紛らわそうと、思いっきり笑顔でいった。
すると、千鶴も笑顔で答えた。

「はいっっ。」

その笑顔は、とてもまぶしかった。