帰り道。
なんだか、心にぽっかりと穴が開いてしまったような感じがする。

「とうとう、4人で遊んでたオレ達も、2人だけになっちまったな。」

「……」

返事は無かった。

何か考えているような顔だ。

「なぁ、アイはまだ取り戻せるんじゃねーか?」

「えーー...?」

「アイは死んでねぇ。ただ、眠ってるだけだ。」

「記憶をとりもどせば、もとのアイにもどるだろ?」

「だけど…。そんなのだめだよ…」