「ねぇ、アイ・・・」

あたしは足を止めて、アイに言った。

「ん?・・・なに?」
「あたし・・・ハルキの試合、見に行きたい!」

「えっ・・・」

アイは驚いたように、こちらに振り向いた。

アイは、一度上を向き、それから言った。

「・・・わかった。今度桜公園の体育大会で
試合やるらしいよ。だから・・・行ってみるといいよ。」

そういうとアイはまた歩き出した。

「待って、アイ。」