「ない・・・」


私は、自分の下駄箱をじっと見ていた。

「あ!!こんなときは・・・」
私はひらめいて、ゴミ箱の中を見た。

「・・・・あった。」


そこには、びしょびしょに濡れ、中に砂が入った、自分の上靴が出てきた。

私は仕方なく、砂を出して、その上靴を履いて、教室へ向かった。

私は、真宮 愛乃。〈マミヤ アイノ〉10歳。
あだ名は<アイ>
ショートヘアで、服は派手なほうじゃない。

私は今、クラスの子達から嫌がらせを受けています。
理由は・・・私が口下手で、人見知りだから。(きっと)

だけど、私は一人じゃない。

私には、少ないけど、味方がいるから。