車を飛ばしていると、

だんだんと、のどかな風景になっていた。

いろんな鳥の声が聞こえる。

「ついたわよ」

気がつくと、僕は寝ていたらしい。


しばらく僕は、新しい家に

荷物を置いていた。

「はぁ、疲れた」

僕は、まだその場所になれない

冷蔵庫から、コーラを

取りだした。

「なぁ、向こうにいい場所が

あるぞ」

父はそう言って、

僕の腕を引っ張った。


その場所は、綺麗に水が溜まって

いる、小さな池だった。

「何?ここ」

僕は、父に訪ねた。

すると、父は

「ここに魚を飼いたいなぁ」


そして、僕たちは新しい

町を回りながら、魚屋を探した。

「なぁ、あそこは?」

父が指差した先は、

古臭い魚屋だった。

「ここ?」


開けた時、チャリーンと静かにベルが

なった。

「はぁ~い」

カウンターの方から、若い女の人の声が

聞こえた。

「あの~、ここ魚って売ってます?」

明らかに可笑しな質問だった。

魚屋と書いてある店に聞いている

のだから。