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私は、いつも一人だった。
むしろ、一人なような気がした。
彼方に会うまでは。
『結衣』
私の名前、こんなに.....
綺麗だった?
私の心。こんなに、透き通っていた?
ねぇ、
“利久くん”
彼方がいなかったら、私。
今頃、何してたんだろう。
『何かあった?』
すぐに、心配してくれて。
私は、ずるいから。
すぐ、甘えちゃう....。
私しか、心配してくれてない。
って、ことに気づいて。。
自分からは、
何も言えないくせに。
どこかで、甘えている、自分がいる。
利久くんが.....。
と、どこかで期待している、
自分がいる。
でも、初めて。
彼方の存在の大切さがわかったよ。
“利久くん”
『愛してます』