「また告白?」

そう言ったのは、床で横になっている優。

雪咲優。こいつはあたしの幼馴染。

昔っから仲がいい。親同士もねっ!

家も隣だしっ!

あたしは優の隣に静かに座る。

―がちゃ―

ドアから顔を出したのはあたしの心友、杉洲茜。

よっと言いながら、こっちに向かって来る。

茜はあたしの隣に座り」、あたしに向かってこう言った。

「また、告られたでしょ?」

「まぁね。」

あたしも答える。

すると茜はいいねぇ蘭はモテモテで、と言った。

「茜には愛しの王子様が居るでしょ!」

すると茜は、じわじわと顔を赤くしていった。

―くしゅんっ―