「言いたくないなら良いよ。」
そして、また剣を持ってレイトに切りかかりに行った。
しかし、簡単に止められた。
「不完全の天使が!」
と言って跳ね返された。
「うわ。」
「こんな天使倒した所で価値はない、帰るぞ。」
「待てよ!」
しかし、もう立ち上がる気力がない。
「じゃあね、天使のお兄ちゃん。」
そう言って、ミエルとレイトは飛んでどこかへ行ってしまった。
「ミエルちゃん・・・」
そう言って、気になってサリリちゃんの方を見たら剣から人型に戻っていた。
俺が見ているのに気付いたのか
「大丈夫ですか?」
と言ってくれた。
「大丈夫だよ?でも、ごめんね・・・」
「何がですか?」
「ミエルも取り戻せなかったり、レイトもやり損ねたし・・・」
「いいえ、良太さんが無事のならそれだけで良いです。」
そう言って、ヨロヨロになってサリリちゃんは立ち上がった。
「大丈夫なの?」
「はい。ご心配ありがとうございます。」
「俺はもうちょっとこのままでいるよ?」
と言って横になってるとサリリちゃんが
「こんなとこで横になってると風邪引きますよ?」
と言って手を出してきた。