レイトは鎌を構えた。
「俺たちも行くぞ!」
「はい。」
それから、俺も剣を構えた。
「俺に勝てるかな?」
そう言って、鎌で切りかかった来た。
俺は何とか剣で防いだ。
「ほお、やるじゃないか。」
「お前からミエルを取り返す。」
「まだ、そんな事言ってるのか?それは俺を倒してから言え!」
そう言って、また切りかかって来た。
また剣で防いだ。
「なかなかやるじゃないか。」
「俺はあまり、戦うのは嫌いなんです。だから、ミエルを返して下さい。」
「まだ言ってるのか?ならば、最強技で行くぞ、ミエル!」
「分かった、お兄ちゃん。」
ミエルの鎌が黒く光りだした。
「良太さん、来ますよ、シールドを!」
サリリちゃんがそう言ってシールドを作っていると、
「カオスバースト。」
とミエルの最強技が繰り出された。
俺とサリリちゃんは吹っ飛ばされた。
「ふっ、これだから不完全な天使は嫌いだ。だから、大人しく悪魔に身を売っていたら・・・」
「悪魔って?」
サリリちゃんは黙ってしまった。