「いや、あの。だからさぁ。えっと彼方もだいぶお疲れのようだから寝たほうがいぃんじゃないかと・・・・」








そして、彼方のご機嫌をなだめるように改めてそう言うのだが。









「…。」









うっ(; ´_ゝ`) また無言か。








先ほど顔をあげたばかりの彼方だが、またうつむいて黙りこんでいる。








う~…(^ω^;)
さすがにこのパターンは初めてだなぁ。








いつもならそろそろブチギレてきてもおかしくないんだけど…。
って俺何も悪いことした覚えないんですけど━━(゚Д゚;)━━!!!







そう心で叫んだ俺は、またチラリと彼方の様子を見る。









「…。」









あ~(´;ω;`)彼方さん、まだ黙りこんでる。









無言攻めなんて…。さすがの俺も耐えられない。
とてもじゃないが耐えられないッス。








「ほ、ほら。看病してた彼方が倒れちゃったら観奈も心配しちゃうだろうし。あっ、観奈の看病なら俺が彼方の代わりに見るよ!!あっ、でも部屋で俺と観奈が二人きりってのも心配になるよね~。あはははは~。って何言ってるんだろう俺~ははは~。」








とりあえずこの空気を振り払うかのように、俺は努めて明るく振舞うように喋り続けることにした。









だが…。










「うるさい。」









「へっ?」









やっと口開いた彼方の言葉は、俺の想像していたものとは違った。