すると彼方も腕を組み、西川さんを睨み返した。
「まぁ、今日の所は大人しく身を引いてやるけど、この次はお前を必ずはっ倒してやるから覚えておけよ。」
「ふん。はっ倒せるものならやってみなさいな。次もひと泡ではなく一億あわくらいふかせてみせますわよ。」
西川さんと彼方はバチバチとにらみ合った。
ああ(´_ゝ`)
この人達の戦いにピリオドはないんですね。
俺がそんなことを考えていると、西川さんが彼方を睨むのをやめて、俺のいる方を振り返った。
そして、俺の顔を見るとニッコリと微笑み、またお辞儀をした。
「それでは遠山君!私はそろそろ参りますわ。」
西川さんはそう言うと、俺に手を軽くふった。
「う、うん。また明日…。」
「はい。また明日っ!ごきげんよう☆」
俺が苦笑いで手を振ると、西川さんは機嫌よさそうに自分の部屋へと向かった。
「あ〜。今日は、なんていい気分なのかしら〜♪ふふふ〜ん♪」
と、口づさみながら…。
西川さんが俺たちの前からいなくなると、急に静かな空気が流れた。
まさに、彼女は嵐の女だな。
「貧乳処女め…」
嵐が去ると、さっそく彼方がイライラしながら舌打ちをした。
うわっ。(^ω^;)
結局、彼方の奴さっきよりイライラし始めてるよ!
ここは俺が、そのイライラを少しでも中和するべきだろうか…。
…あ、待てよ。前にも同じことがあったけど…たしか逆に怒られたっけ…。
でもなぁ…。まぁ、声をかけるだけでも…