「あのね?軽~く聞いて欲しいんだけどさ、・・・将君って手出すの早いって噂・・・


っあ!でも噂だからね!?」


唯が焦って弁解している。



でもそんなの耳に入らなかった。





早い・・・か。



私達もう半年だよ・・・私ってどんだけ魅力ないのさ・・・。



自分の魅力の無さに落ち込んだ。



「・・・大丈夫?」


唯が心配そうに俯いてる私の顔を覗き込んでる。


私は顔をパッと上げ、ニコっと笑って



「大丈夫だよ!噂だし!」
嘘かもしんないじゃん?と言って笑って見せた。


唯は少し安心した表情をした。


大丈夫なんて嘘。



不安と心配が入り混じった感情。


こんなの初めてで、



胸がギューってなって苦しかった。