真梨奈:「あ!さっきさ、高木先生が奈緒のこと探してたよ!」


「え!うそっ!」


花:「待ってたら屋上に来るんじゃない〜?」


南:「私らさ…先に帰るよ!」


「え!何で?」


真梨奈:「最後くらい、2人で話しなよ!邪魔者は退散退散!」


花:「奈緒っち、今日からパパの所行くんでしょ?」


「うん、そうだけど…。」


南:「さっき奈緒の親父さん見付けてさ、だから…高木先生と、あのマンションもお別れなんでしょ?」



「…うん。」



真梨奈:「私達はさ!今日が終わっても、例え卒業しても一緒なんだから!」


「…。」



花:「高木先生に、言いたいこと言いなよ〜?」



「…。」



南:「じゃ!"また明日"ねぇ〜!」




そう言って笑顔の3人に溢れ出す涙を拭いて、



「うん!ありがとう、真梨奈、花、南!…バイバイ…"また明日"!!!」






バタンッと閉じられた、屋上のドアを、涙を落としながら見てた。




さようなら、皆






また、会う日まで。