カメラに写る高木先生クラス!



思い出に変わる瞬間だった。


写真撮影は隣のクラスへ行ったり来たり。


高木先生も三浦先生も女子生徒の取り合い!


ちょっとムッとする私に、真梨奈達が笑って励ます。




真梨奈:「あはは!奈緒怒ってるー!」


「だって、あの人達、くっつきすぎ!!」


南:「高木先生も愛されてんねぇ!」


花:「何か!亮君も他の子に写真頼まれてたぁー!ムキー!」


南:「俊平は、見た目怖いから、誰も寄らないけどね(笑)安心安心〜!」


真梨奈:「それよりさ、屋上行かない?奈緒、ちょっと高木先生に鍵借りて来てよ!」


「…ええ。うーん、分かった!」


女子に囲まれる先生の元に行くのは嫌だったけど、思い出の屋上はもう一度見ておきたいから、渋々先生の所へ行く。



「高木先生〜。わ!ううう!」


先生に話し掛けようと寄るにも、女子達に押されて近付けない。



ひぃ〜。



ドンッ!


わ!


バランスを崩しかけた時、体を誰かに支えられ、こけずに済んだ。


顔を上げると三浦先生の姿。



三浦先生:「…大丈夫ですか。」