「これからは、吉崎にご飯頼むかな。」

ニコニコと笑いながら、肉じゃがをパクっと食べる。


吉崎:「…先生に任せてたら、インスタントになりそう…。」


「なッ!!…確かに…。…料理は苦手なんだよ。」


吉崎:「あははッ(笑)」


ショボンと落ち込む俺を見て、吉崎は、初めて俺に向けて笑った。


吉崎:「そうだ、先生。私の友達、知ってますか?」


「ん?…ああ!今野、山岡、長嶋…、か?いつも、一緒にいるやつらだろ?」


吉崎:「はい。それでその…3人には、先生と暮らすこと話したいんですけど…。」



…。うーん、…本当は学校的には、やっぱり教師と生徒だから秘密が1番だが…。


「…吉崎が信頼する奴らなら話してもいいんじゃね?」


吉崎:「え!?本当ですか?」


「ああ!でも、絶対に、このことは、バレると吉崎も俺もヤバいと思う。だから極力、秘密厳守な!」


吉崎:「はい!!」



嬉しそうに、ガッツポーズをとる吉崎を見て、少しホッとした。