ちょっと自分の体を動かして
高木先生の顔の近くに自分の顔を近付けて。
良く見える高木先生の寝顔。
スーッ、スーッと寝息を立てる高木先生が、たまらなく愛おしい。
ソッと近付く。
チュッと先生にキスをした。
たまらなく恥ずかしくなって、体を動かして先生の腕の中にもう一度入る。
キスしちゃった!
カァッと赤くなる頬、ギュッと高木先生の体に抱き着く。
ピピピピピピ…
先生の机の上の目覚まし時計が激しく音を立て、ビクッとする。
高木先生:「ん…。」
先生の大きな手が、音の鳴る方へさ迷う。
高木先生:「ん〜…。あれ…。うーん…。」
私がいるせいで、後少しという所で届かない先生の手。
目をつぶったまま、鳴りつづける時計を探し続ける高木先生。
何だか面白い。
と、ちょっと笑っていると、高木先生の体が私の体の上に乗っかって潰される私。
う!お、重い!
ピッと時計に届き高木先生はそのまままた寝ようとする。
「ちょ、せ!!」
先生の体に潰されているせいで声が出せない。