本棚や机、服など一通り運び終える頃には、外は大分暗くなってきた。



高木先生:「よし!帰るか!」


そう言って、車に乗り込む先生の後から、私も乗り込む。



さっきのことが頭から離れずに、真っ赤に染まる顔が、隠しきれない。


高木先生は刺激が強すぎる…



高木先生:「何だ?足りなかったか?」



にっと笑う高木先生をキッと睨む。



「じ!冗談じゃないです!もう十分です!!」



フンッと、窓の外へ顔を向けて怒る私を、高木先生の笑い声が車内に響き渡る。




もう、おかげでさっきのキスが頭から離れない。




思い出しては顔を赤く染めて、………って、私も変態だ!!




そんな落ち着きのない私を、ニコニコと笑いながら高木先生は大人の余裕を見せ付ける。





そんな高木先生をまたキッと睨んだり、だけど恥ずかしくなってまた外を見たり…