「…っ!」
零れる涙。首元にキスをする高木先生にピクッと反応する。
ゾクゾクする。
ダメ、私変になりそう。
「せ、せせ先生ッ!!すすストップです!!」
必死の抵抗が先生に届く。
高木先生:「………何だよ?」
ちょっとムッとしてる高木先生の顔が赤い。
そんな高木先生に、思わず笑ってしまう。
高木先生:「…!、余裕だな!」
「そ!そんなつもりじゃ!!ええっと…。」
また、グルグル目を回す。
靴をパパッと脱がされ私の体が抱き抱えられる。
「えええ!?ちょっ!!ちょっとまま、待って下さい!!」
高木先生:「俺のこと嫌いだって言うなら、降ろしてやる。」
「……っ!!」
そんなこと!言えるわけない!!
嘘でも言いたくないよ!!
ずるい!ずるいよ高木先生!!
「意地悪!鬼教師!バカ!!」
怒ってそう言うとスッと降ろされる自分の体。
高木先生:「…そんなにきら」
「っ!!だけど!き、嫌いじゃないんです!!…大好きなんです!」
言葉を遮って背中を向けようとした高木先生の体に抱き着いて、そんなことを叫んでいた。