ダッと走る林田君を亮君と賢志君も追い掛けて走って行く。




そんな男性陣を笑いながらついて行く残り3人と笑えない私。




南:「男子、仲良いよねぇ、奈緒!」


「…う、うん!ほ、ほんとに!あ、あはは。」


真梨奈:「ん!?奈緒?」


花:「じーーーー!」


花の顔が、グンッと近付く。


「な、なに??」


慌てて顔を隠す。



真梨奈:「…奈緒、高木先生とどこ行ってたの?」


「えっ!?ど、どこって…!!」


花:「あ〜やしぃーい!!」


南:「何何何さぁ〜!」


うっ!!


この寒い季節に、体中が火照上がる。



「そ、…それは〜○#△◆×□▲!」


ごにょごにょと話す私に3人は耳を傾ける。


南:「え!?何て?」

花:「それは、何〜?」


「何にもないって!!」



まだ唇に残る、先生の唇の感触。


さっきから、ドキドキが止まらない。



何て言えば良いのか!



ひぃ〜!