そして下駄箱に集まる皆に出会う。


花:「あ!高木先生〜!」


南:「奈緒も!!」


真梨奈:「奈緒!やっと見付けたと思ったら、高木先生と一緒だったのね。」



高木先生:「全く!お前らこんな時間まで何やってんだ。今日は、皆家まで送るから車乗ってろ!」



ヒュッと車の鍵を投げる高木先生、それをパシッと受け取る林田君。



気付けば、外が真っ暗。



…暗くて良かった。


真っ赤な顔が皆にばれるから。
相変わらず、グルグルとさっきの出来事が忘れられない。


亮君:「よっしゃあ!」


孝則君:「寒いし早く乗ろうぜ!」


わぁっと喜ぶ皆、フッと捕まれていた手から温もりが消える。



高木先生:「仕事終わらしてすぐ行くから!」



そう高木先生は言って、校舎の中へ入って行ってしまった。



賢志君:「てか、先生の車定員オーバーじゃないか?」

そう言う賢志君に

林田君:「まぁ、気にすんなってことだろ。」


チャラッと先生の車の鍵を見せる。



それを孝則君がニッと笑って、林田君の手から鍵を奪い取り職員駐車場へ走り出す。



林田君:「あ!、のやろっ!」