ガタッと、勢いよく孝則君は私の前に立つと、ニッコリ満面の笑みで、大きく口を開く。


孝則君:「よし!奈緒っ!残り物同士!俺ら付き合おう〜!!」


「へ?」


教室内がざわつき真梨奈達はポカンとしている。



孝則君:「今日から、奈緒は俺の彼女な!残り物は自動的にそう決ま…いてっ!」


何だか勝手に話を進めていく孝則君の頭を高木先生がゴツンッと殴る。


高木先生:「そんなんで決まってたまるか!!」



…それ私のセリフ…。





そんな私達を真梨奈達はクスクス笑いながら見てる。


孝則君:「だってよ〜。そうなるじゃん?なぁ、奈緒!」


高木先生:「残り物ってのはお前らの中での話だろうが!ほら、さっさと席座りやがれ!」


またポカッと孝則君の頭を叩くと高木先生は孝則君を席へと強引に連れていく。





真梨奈達はニヤニヤしながら席に着き、私に話かける。