次の日。
私と花と南は、学校帰りに図書館に寄った。
真梨奈は学校で賢志君と勉強。
図書館の中は広く、中の一角に置かれていた新聞を手に取る。
凄い、何十枚もの新聞がずらりと置かれている。
南:「あ、これこれ!」
南が新聞を見て小さめに声を上げる。
「あっホントだ!…ええっと去年のセンターの問題はっと!」
パラパラと南の持っていた新聞をめくる。
花:「あったぁ〜!これって、コピーしてもいいよね?」
新聞を指さし、花が私達を見て言う。
南:「もう勝手にしちゃえ!」
「じゃあ一昨年のも!」
南:「うん!私その前の探す!」
花がコピー役になり、南と私で手分けして探す。
5年分ほど集めた頃だった。6年前の新聞から、もう置かれていなかった。と、いうよりも置ききれなかったのかな…。
まぁでも、全部で5回分。
南:「もうちょっと欲しいなぁ。」
「十分だよ!」
花:「図書館の人に聞いてくるねぇ〜!」
え?っと私が言う前に花は図書館の人の元へ走って行ってしまった。
そして、花とその図書館の人が私と南に手招きをする。