私の気持ちー…。
三浦先生:「高木先生が―…」
「分かっています!」
突然大声を上げて遮る私に三浦先生は驚く。
多分、「何が?」なんて思ってるのか三浦先生は、ポカンとしている。
自分でも、思わず分かっていますなんて言ってしまうなんて。
でも、三浦先生が言おうとした言葉の先に何て言うか分かった。
それを知った上で、自分の口が「分かっています」だもの。
心の中で、込み上げる想いがそこにある。
だけど、怖い。
信じれない。この気持ちに。
また、あの日見たようなことが起きたら?
堪えられない。
気付かないフリをしていた気持ちを自分よりも先に気付かれて…
それでも、まだ遠いあの日のことを引きずり、
ただ…
もし、高木先生までそうだったら、…もう生きていく自信さえ失いそうで怖いの。
だけど、必死に私の心は、高木先生を信じてしまう。
好き…だから…。
ツーッと頬を伝い、下に一筋の涙が流れ落ちる。
どうしようもないほど怖くて
高木先生に触れたくて
触れられると怖くて