高木先生:「ん?何がですか?」
そんな私に向ける意味深な三浦先生の言葉に、高木先生が質問する。
三浦先生:「いやぁ、実はですね……」
「あーあーえーっと!!三浦先生!!あの!!化学の…その、問題なんですけど、ちょっと!!」
慌てて、三浦先生の言葉を遮り、てきとうないことを言いながら三浦先生の背中をグイグイ押して、高木先生の元を離れる。
高木先生:「ん?吉崎!?おいっ!」
花:「たっかーぎ先生〜♪」
高木先生は不自然な私に気付いたのか、私の手を捕まえようとした時、花達が調度高木先生を呼び止める。
ナイスタイミング!花!
そんな私をクスクスと楽しそうにする三浦先生。
「三浦先生!内緒って、言ったじゃないですか!!」
三浦先生:「…まぁしかし、"うん"とは言ってませんよ。」
にっと笑う三浦先生の微笑みが、私を困惑させる。
三浦先生:「まさか、君がこんなに面白いとはね。」
完全に弱みを握られてしまった私。
三浦先生:「それに…どうやら、吉崎の気持ちにも気付いてしまいました。」
ハッとする私をクスッと笑いながら三浦先生は話を続ける。